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本日はテロリストからの回避ではなく、日常でも起こり得る事態やテロに遭遇し巻き込まれた場合に備え、救急処置をする為の道具を紹介します。

今回は、コンバット・アプリケーション・ターニキット(戦闘/戦術止血帯)のお話をしたいと思います。

私が在隊する米軍では、個人用救急セット(IFAK)の中に入っているもので、その正式名はコンバット・アプリケーション・ターニキット・日本名 (戦闘/戦術止血帯) と言うものです。

何やら戦争で使われる物々しい印象が見受けられるかと思いますが、止血帯は一般社会の中でも聞いたことがあるかもしれませんが、生命の危機的状況下に置いて生存率を高める優れた救急道具です。

米国内ではこの止血帯の普及が多くなってきています。警察や法執行機関も含め、米軍では必ず地上戦闘部隊であれば、1つ2つは救急セットの中に携行し、もしくは装具等に装着して付けています。

なぜこの止血帯が重要かと言えば、人間の体内を循環している血液が20%から30%セント失われたら、どうなるでしょう?もちろん失血によって死んでしまいます。そこで開口部や損傷部からの失血を防ぐ目的でこの止血帯があるのです。

最初に止血帯を使用する前に、自身が怪我を負ってしまった場合、仲間や負傷者が出た場合に、第一に現場の状況を見極め付近は安全であるか。2次災害の恐れはあるかの確認をすることが重要です。そして安全が確保された状態であれば、止血を実施します。

出血を止めるには次の止血方法が3通りあります。

その止血方法には、直接圧迫止血、間接圧迫止血、緊縛止血です。

以上が止血帯の使用方法です。このコンバット・アプリケーション・ターニキット・(戦闘/戦術止血帯)は、米国では、幾つかの会社が製造しています。各会社によって使用方法は、多少異なりますが止血をするに当たっては、緊縛止血として圧迫し締め付けるところは同じです。

まとめ

家庭や会社などにある救急セットとは少し違うものを紹介しました。このような止血帯がない場合には、三角布や副子を使ったり、ベルト等で応急・応用の止血も可能ですが、ターニキットがあれば、いざと言う時にすばやく止血が出来るので、皆さんもこの記事や動画を通して緊急時に正確に救急処置をおこなえるように指導員のもと練習をして覚えて置くことをお勧めします。

最後に、コンバット・アプリケーション・ターニキット・(戦闘/戦術止血帯)はいくつか種類があるので事前に携行する物の使い方を日ごろから練習し慣れ覚えていくことが大切です。

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