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今回はEDC(everyday carry)ツールの衛生用品ついて解説していきます。

非常用として防水処置を施し、常時携行している物です。

ゴム手袋、マスク(N95)、ビニール袋、タオル、常備薬、絆創膏

・ゴム手袋…医療用のものを1組にしています。救急処置時の感染予防が主ですが、即興医療では指部を切り出して脱気針に装着し逆止弁として使用する事もできます。手袋の上にはめることで、液体や風の侵入を防ぎ、保温の為に使うこともできます。

・マスク…N95マスクは正しく着用する事で5μm以下の飛沫核に付着した病原体を捕集することができます。液体防護性のあるものであれば血液・体液にも有用です。ただし、汚染や水濡れ、型崩れの場合は交換を行わなくてはなりません。保管時は湿気が無い状態を保ち、携行する際も損傷を防ぐ処置が必要です。様々な形状の物がある為、自分に合ったものを選びフィッティングチェックも行いましょう。火災時の一酸化炭素には効果はありません。

・ビニール袋…負傷者の血液・体液の付着したものをまとめたり、ゴム手袋の代わりに使用、火災時は新鮮な空気を溜め簡易的な空気マスク(火災避難用のマスクも同じ原理です)として、直接圧迫止血時には血管内への空気の侵入を防ぐ為と使用方法は多岐にわたります。

・タオル…巻いて輪ゴムで止めたものを2本~4本圧縮し携行しています。腕部からの出血の場合脇の下に挟むことで止血を行ったり、身体に突き刺さった異物の固定具として使用します。タオルに限らず三角巾を包帯状にして携行しても良いでしょう。また、切りっぱなしの日本手拭い(常用で菌の増殖を防ぐ構造で、簡単に裂いて包帯として使える)も優れています。直接圧迫止血にも使用しますので、常に清潔を保つよう心掛けます。

・常備薬…非常時は特に薬剤の入手が困難になります。解熱鎮痛剤やビタミン剤等サプリメントが少量でもあると精神的な安心を保つことができます。また、軽度の創部保護に殺菌消毒入りの軟膏や、虫刺され用の塗布剤も持っていると便利です。使用期限がありますので、定期的に交換を行いましょう。

・絆創膏…切り傷、擦り傷等をきれいな水で洗い流し創部を保護します。夏場に汗ばんでも剥離しないよう布製防水を携行しています。また、指先に巻くことで簡易的な保護と滑り止めとしても使うことができます。これも使用期限がありますので、定期的に交換を行いましょう。

※参考までに、スタッフが携行している一例です。個人毎で必要だと思った物をコンパクトにまとめ、常に持つことが肝心です。

100円ショップで購入できる物で個人携行救急品を組む事も可能です。

※緊急時以外でのN95使用は呼吸がし辛いので、常用としてはサージカルマスクを使用しています。

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