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フランス外人部隊で唯一の落下傘連隊が駐屯するコルシカ島カルヴィにあるキャンプ・ラファリです。
私はここで7年間過ごしました。
私の人生で二番目に長く過ごした場所で、私にとって故郷の様な大切な場所です。
信じられないくらい綺麗な海と山に囲まれた自然豊かところです。
私が配属された頃は、外出は入隊5年未満は私服禁止の制服外出で、外出範囲も限定され、規律や訓練が非常に厳しく、食堂のメシは不味く、シャワーは設備不良でお湯は出なかったりする、アルカトラズ(アメリカにある監獄島と呼ばれる刑務所)の別名を持つ外界から隔離された島にある駐屯地で、とても過ごしやすい楽しいところです。
さらにテレビもない、娯楽もない、携帯電話禁止、パソコン禁止、インターネット禁止で、新兵は土日もなく雑用や当直伝令でこき使われ、伍長のシゴキや無茶難題をやらされ夜も満足にベットで寝ることもできず、一年間に二度しか外出できなかった年もあったりしました。
たとえ外出できても制服着用義務なので制服のアイロンがけを死ぬほどやることになるし、外出で行ける場所は最寄りの小さい街まで、その街以外の遠出は禁止。
しかも街中で休日の上官達やMP(外人部隊の憲兵)達に見張られて気の休む時間もない、本当に充実した楽しい思い出ばかりです。