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JOTC (Jungle Operations Training Center : 米陸軍のジャングル戦訓練センター)は、ハワイにあるジャングル戦の専門教育を行う機関であり、毎回約40パーセントが脱落する非常に過酷な訓練で有名です。

体力・泳力テストや各種技能テストに失格すると容赦なく脱落させられる厳しい教育です。

それを乗り越えて無事に卒業すると「RANGER」と同じ様に、「JUNGLE」のタブが肩に着くことになります。

米陸軍はこれまで何十年もジャングル戦の訓練を行って来ましたが、軍の焦点が中東に移ったため、1999年にJOTCは閉鎖されました。

しかし、オバマ大統領の下で軍の焦点はアジア太平洋地域に戻り、2013年に訓練が再開されました。

この教育にはインド太平洋軍地域の部隊や米陸軍レンジャーやスナイパーの教官要員などの他、外国の同盟国軍も受講しています。

米海兵隊には、JOTCとは別に独自の訓練施設として、JWTC(Jungle Warfare Training Center : ジャングル戦訓練センター)が沖縄にあります。

このJOTCは、まさにフランス陸軍の第3外人歩兵連隊が南米ギアナで運営しているCEFE(Centre d’entraînement en forêt équatoriale : ジャングル戦コマンドー訓練センター)と同じ様な教育を行っています。

ジャングルは、日本の山や森林とは全く別次元の地形や気候であり、ジャングルに存在する物の約50%は人間を殺して食べようとする、非常に過酷な環境です。

JOTC訓練のドキュメンタリーを観ていると、ギアナで受けたジャングル戦コマンドー課程を思い出しました。

教育内容や装備など本当に共通していました。

ただ、CEFEの方がさらに厳しい訓練だと思いました。

自衛隊もせっかく沖縄にある米海兵隊のJWTCなど、もっと活用してジャングル戦の訓練を取り入れた方が良いと思います。

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