
この奇妙な形のマウントは、米海軍特殊部隊DEVGRUの元隊員が設立したGBRS groupが作製した最新の技術を前提にしたものです。
この銃は、従来型の前傾姿勢の構え方ではなく、自然体で顔を動かすことなく銃を高い位置で構えるハイマウント用のものです。
Hydra mountのメリット:
1、自然体の構え
自然体の姿勢で、顔は動かすことなく、前屈姿勢を取らず、背筋を伸ばしたまま構えことで、背中や腰の負担がなく、長時間の射撃姿勢が可能となる。
古傷を多く抱えたベテランでも体の負担が少なく、長い勤務年数が経っても任務に従事出来る。
2、視界が広く、周囲の状況把握が容易。
索敵や仲間とのコミュニケーションがやり易く、トンネルビジョンを防ぐ効果がある。
射撃だけ出来ても実戦では通用せず、いかに周囲の状況を常に把握でき、状況を認識し、状況に適応できるのかが、戦闘者の本質であり、それを最大限活用できる。
3、ターゲットと視線のライン上に銃を構えることで素早い射撃姿勢が可能となる。
本能的に目で見たものを照準したいと意識するだけで照準が完成する脅威焦点射撃を活用できる。
4、暗視眼鏡(ナイトビジョン)やガスマスクを着けままでも、構え方を変えずにそのままの姿勢で射撃可能。
レーザーデバイスの安易な多用は、正規戦においては自己位置の暴露に繋がる。
5、マグニファイアとの相性が良い。
従来のマウントでは、左右にずらしていたのが上下でずらせるようになり、ひっかかりがなくなった。
6、レーザーデバイスと光学照準器が中央になるので銃の重心バランスが良くなった。
7、依託射撃時のレーザーのズレが起こらない。
フローティングバレルの銃にレーザーデバイスを前方に着けた場合、依託射撃時に起こる歪みで照準がずれる場合がある。
8、MP7の様な小型の銃でも、より多くの付属品が取り付け可能となる。
9、銃の前方を握りやすさやレーザーの干渉を防げる。
レーザーデバイスを中央部に取り入れることで、銃の前方を握りこむ手や腕によるレーザーの干渉や握りずらさを回避できる。
10、同じ構えで、左右どちらでも照準できる。
効き目が反対でも、光学照準器を覗くことができ、問題なく構えられる。
デメリットとしては、メカニカル・オフセット(銃口と照準線の差)が非常に大きく、高度な弾道の知識と技術が必要となります。
しかし、デメリット以上にメリットの方が遥かに多いので、特殊部隊員にはオススメだと思います。
ただ、一般部隊ではメリットを活かしきれない可能性の方が高く、デメリットの方が大きいと思います。
最終的的には、部隊の任務や特性、採用されている装備、個人の好みやクセなど、様々な要因を踏まえて、それぞれのメリットとデメリットを考慮して戦術、技術、手順を構築していきます。
今回はあくまでその一例の紹介に過ぎず、これが正解、間違いという一つの視点からの物差しでは考えず、広いものの見方や見識を持つことが大切だと思います。
